|
|
金蓮寺概要: 金蓮寺の創建は文治2年(1186)、源頼朝の命で当時の三河守護職安達盛長が現在地に阿弥陀堂を建立したのが始まりとされます。暦応3年(1340)、足利尊氏が尾張の青龍坊をこの地に移し寺号を金蓮寺に改称し真言宗に改宗、寺領3町3反を寄進しています。その後、領主となった饗庭妙鶴丸(足利尊氏側近)や吉良氏が庇護し、寛政11年(1799)に希外透聞を招いて曹洞宗に改宗し中興開山しています。現在の阿弥陀堂は文治2年に建てられたと伝えられる建物で(建築様式としては鎌倉時代中期)、一重寄棟、桧皮葺、桁行3間、梁間3間、正面1間通り庇、左側後部2間庇、内部には高欄付須弥壇を設け、阿弥陀三尊像が安置されています。金蓮寺阿弥陀堂は愛知県最古の木造建築物で、平安時代の阿弥陀建築を世襲する極めて貴重なことから大正9年に国宝に指定されています。
スポンサーリンク
金蓮寺の文化財
・ 金蓮寺阿弥陀堂−文治2年(建築的には鎌倉時代中期)−国宝
・ 木造阿弥陀如来及び両脇侍像−鎌倉時代−愛知県指定文化財
・ 写経大般若経 −室町時代−西尾市指定文化財
|
|
金蓮寺 |
|
[ 付近地図: 愛知県西尾市吉良町 ]・[ 西尾市吉良町:歴史・観光・見所 ] |
|
|
|
|