妙昌寺概要: 妙昌寺の創建は鎌倉時代に円昭によって開かれたのが始まりとされます。当初は円昭庵と称していましたが明徳元年(1394)、松平、徳川家の祖と云われている松平親氏が当時の住職無染融了和尚に深く帰依した事で、諸堂、境内を整備して寺号を妙照寺に改称しています。以来、松平家から庇護され室町時代末期には松平元康(後の徳川家康)が制札を発布し妙昌寺を保護しています。江戸時代に入ると鈴木三郎九郎重祐や板倉勝重等から庇護され多くの古文書が残されています。寺宝である伝道元筆跡は曹洞宗開祖である道元の筆と伝えられるもので「正法眼蔵」梅華の巻の初めの15文字を記したものです。境内には松平親氏の供養塔と伝わる宝篋印塔、丹波篠山城主青山氏の分骨が葬られた宝篋印塔、三河鈴木宗家の五輪塔などが建立されています。
妙昌寺の文化財
・ 伝道元筆跡−鎌倉時代−愛知県指定文化財
・ 妙昌寺文書−室町末期〜江戸時代−豊田市指定文化財
・ 松平元康制札−室町時代末期−豊田市指定文化財
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