高月院概要: 高月院の創建は貞治6年(1367)、在原信重の庇護の下、寛立上人によって開かれたのが始まりとされます。永和2年(1376)、松平家の祖とされる松平親氏が堂宇を造営し本尊である阿弥陀仏を安置、自らの菩提寺としました。以来、歴代松平家、徳川家から庇護され、慶長7年(1602)には徳川家康が寺領100石を寄進し、寛永18年(1641)には3代将軍徳川家光により堂宇が再建されています。又、格式も高く10万石の待遇を得て、住職も将軍自ら任命しました。境内背後の高台には中央に初代松平親氏、右に2代泰親、左に4代親忠夫人の墓塔が配され、文政年間(1818〜29)には11代将軍徳川家斉、明治23年(1890)には旧大和郡山藩主柳沢保申から修理、整備されています。
高月院の文化財
・ 境内(松平氏遺跡)−国指定史跡
・ 野風炉−江戸時代−豊田市指定文化財
・ 高月院文書−室町末期〜江戸−豊田市指定文化財
・ 弁財天の図−室町時代末期−豊田市指定文化財
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