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明星院(岡崎市・藤川宿)概要: 明星院の創建は不詳ですが当時は山中郷舞木にあり、熊野那智山の末寺でした。慶安元年(1648)、市場村が藤川宿として移転したことで延宝3年(1675)に現在地に移され、天和年間(1681〜83)に醍醐三宝院の末寺となり修験道の修行の場となりました。伝承によると永禄5年(1562)、扇子山の戦いで敵から徳川家康に放たれた矢を見知らぬ武士が身代わりになり片目を潰し姿を消しました。その後、家康が明星院を訪れた際、祀られていた不動尊の姿形があの時の武士にそっくりで片目が潰れていたことから、不動尊の化身に助けられたと悟り深く感謝したと伝えられています。寺宝である那智参詣曼荼羅(16世紀後半作、縦157cm・横162cm)と蔵王権現懸仏(鎌倉時代前期作、径24.8cm、鋳銀銅円板、金銅製)が岡崎市指定文化財に指定されています。
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明星院
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