堤治神社概要: 堤治神社の創建は不詳ですが伝承によると景雲3年(706)に当地に大洪水が起こり、その堤防鎮守の守護神として埴安姫神(土神)の分霊を勧請したのが始まりとされます。延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に記載されている式内社中島郡堤治神社とされ、平安時代後期に編纂された尾張国神明帳では従三位堤治天神と記載されています。歴代領主から崇敬庇護され、文禄3年(1594)には豊臣秀吉から釣燈籠から寄進され、弘化5年(1848)には高須藩主松平義建が参拝に訪れ染筆を献納しています。江戸時代初期は神明社と称し、その後堤治神社、堤治神明神社と社号が代わり明治30年に現在の社号に改称、昭和16年に県社に列しました。
堤治神社の文化財
・ 木造狛犬(吽形)−鎌倉時代−一宮市指定文化財
・ 瑞花双鸞八稜鏡(一面)−平安時代−一宮市指定文化財
・ 瓶子(一口)−鎌倉時代−一宮市指定文化財
・ 木彫板額「栖神法窟」−弘化5年−一宮市指定文化財
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