蓮華寺概要: 蓮華寺の創建は弘仁9年(818)、弘法大師空海が巡錫でこの地を訪れた際、熱田神宮の御告げがあり開いたのが始まりとされます。境内は霊地だったものの毒蜂が多く人を寄せ付けることが出来ませんでしたが、空海が法力で毒蜂を鎮め、蜂塚を築いて供養したと伝えられています。その後一時衰退しましたが、鎌倉時代に入り良敏上人が中興し、中世は土豪である蜂須賀氏の庇護となります。戦国時代に豊臣秀吉に従った蜂須賀小六は蜂須賀で生まれ、当時の館は蓮華寺境内に隣接していたとされ、小六と嫡男である蜂須賀家政の菩提寺となっています。江戸時代になると家政が徳島藩に移封された為、歴代徳島藩主から庇護され元和2年(1616)には山門、弘化2年(1844)には客殿と書院が再建され寺領50石が安堵されています。
蓮華寺の文化財
・ 金剛界・胎蔵界曼荼羅−鎌倉時代−愛知県指定文化財
・ 木造仏頭−藤原時代−愛知県指定文化財
・ 法華経紫紙鎌倉版−室町時代−愛知県指定文化財
・ 蓮華寺庭園−愛知県指定天然記念物
|