報光寺(江南市)概要: 報光寺の創建は仁寿2年(852)、慈覚大師円仁によって開かれたのが始まりと伝えられています。当初は薬王寺と称し天台宗の寺院でしたがその後荒廃し、貞永元(1232)年に親鸞聖人が浄土宗の念仏道場とし嘉禎元(1235)年に性信坊(親鸞聖人の真弟)が再興し寺号を報光寺に改称しています。
現在の本堂は安政2年(1855)に建てられたもので入母屋、本瓦葺、桁行7間、3間向拝付、棟梁は尾張藩のお抱え大工伊藤平左衛門が手懸けました。報光寺本堂は江戸時代後期に建てられた寺院本堂建築の遺構として貴重なことから国登録有形文化財に指定されています。
山門は江戸時代後期に建てられたもので入母屋、本瓦葺、山廊付楼門、三間三戸、桁行7.8m、梁間6.45m、当初は正眼寺にありましたが明治9年に当寺が買い受け移築されました。報光寺山門は江戸時代後期に建てられた楼門建築の遺構として貴重なことから江南市指定文化財に指定されています。
八脚門を簡単に説明した動画
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