津島神社

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創建年欽明天皇元年(540)
祭  神建速須佐之男命
格  式国幣小社・別表神社
文化財 本殿(慶長10年、三間社流造 桧皮葺、桁行3間、梁間2間、松平忠吉の正室政子寄進、国指定重要文化財)
楼門(天正19年、入母屋、桧皮葺、三間一戸、八脚楼門、豊臣秀吉寄進、国指定重要文化財)
太刀(銘:真守、鎌倉時代、長さ83cm、反り3.1cm、幅3.1cm、国指定重要文化財)
剣(銘:長光、鎌倉時代、両鎬造、長さ22.2cm、元幅2.1cm、国指定重要文化財)
尾張津島天王祭の車楽舟行事(毎年7月第4土日曜日、国指定重要無形民俗文化財)
南門(慶長3年、切妻、桧皮葺、一間一戸、四脚門、豊臣秀頼寄進、愛知県指定文化財)
拝殿(慶安2年、切妻、妻入、桧皮葺、桁行6間、梁間3間、愛知県指定文化財)
蕃塀(江戸後期以降、切妻、桧皮葺、桁行3間、腰壁縦板張、三連の連子窓、愛知県指定文化財)
祭文殿(文政6年、切妻、桧皮葺、桁行3間、梁間2間、愛知県指定文化財)
釣殿(文政6年、唐破風屋根、桧皮葺、丹塗、愛知県指定文化財)
回廊(文政8年、切妻、桧皮葺、中殿正面軒唐破風付、桁行9間、梁間2間、愛知県指定文化財)
弥五郎殿社本殿(寛文13年、一間社流造、銅板葺、正面7級木階、愛知県指定文化財)
弥五郎殿社拝殿(寛文13年、切妻、妻入、銅板葺、桁行2間、梁間3間、愛知県指定文化財)
居森社本殿(天正19年、一間社流造、銅瓦棒葺、秀吉の生母大政所寄進、愛知県指定文化財)
荒御魂社本殿(元和5年、一間社流造、銅瓦棒葺、愛知県指定文化財)
八柱社本殿(寛文12年、一間社流造、銅瓦棒葺、愛知県指定文化財)
石造狛犬(天正16年、橋本宗兵衛寄進也、阿像高51cm、吽像高53cm、愛知県指定文化財)
鉄燈篭(鎌倉後期、春日式灯篭、鋳鉄製、高さ163cm、愛知県指定文化財)
津島神社文書(鎌倉〜江戸、縁起由緒、神事祭礼など3996点、愛知県指定文化財)
イチョウ(境内、幹周5.25m、根囲4.8m、樹高25m、愛知県指定天然記念物)
イチョウ(旧御旅所、幹周5.4m、根囲10m、樹高30m、愛知県指定天然記念物)
神  事例祭:6月15日
場  所愛知県津島市神明町
備  考津島神社が何時頃から祀られているのかは判りませんが、社伝では欽明天皇元年(540)旧暦6月1日に建速須佐之男命の和魂が現在地の近くに勧請したのが始まりとされ弘仁9年(810)に現在地に遷座し、嵯峨天皇から正一位の神階と日本総社の称号を賜り正暦年間(990〜994年)に一条天皇から社号「天王社」が与えられた伝えられています。ただし、奈良時代から平安時代に成立した六国史(日本書紀・続日本紀・日本後紀・続日本後紀・日本文徳天皇実録・日本三代実録)や平安時代中期に成立した延喜式神名帳に津島神社と思われる神社が記載されていない事から実際に格式が高い神社として認識されたのは平安時代後期以降と思われます。記録的な初見は承安5年(1175)に編纂された名古屋七寺蔵・大般若経奥書に記載されている事から、少なくともこれ以前から鎮座していた事が窺えます。中世に入ると、長く当地を支配した織田家の氏神として庇護され社領の寄進や社殿の造営が繰り返され、戦国時代には織田信長が例祭を鑑賞した記録が残っています。織田家が没落すると、豊臣家が庇護し天正19年(1591)には豊臣秀吉が楼門を、秀吉の生母大政所が居森社本殿を造営し、慶長3年(1598)には豊臣秀頼が加藤清正に命じて南門を造営しています。江戸時代に入ると歴代尾張徳川家が庇護し、慶長10年(1605)には当時の清須城の城主松平忠吉(徳川家康4男)の正室政子が本殿を寄進し、正保4年(1647)には徳川義直が社領1293石を安堵しています。明治時代に入ると神仏分離令と廃仏毀釈運動により仏教色が一掃され改めて祭神を建速須佐之男命として祭り、社号を「津島神社」に改称し国幣小社に列格しました。
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